ゼタとゆすらの中学受験2025

遊びを愛し面倒を嫌う男子が中受を通して成長する、日々の記録

2024年06月

前回までのあらすじ(小6、6月まとめ)


こんばんは。

今月もゆすらのブログを読んで下さり
ありがとうございました。

多くアクセス頂いた記事を使って6月をまとめました。
ご興味ある話題があれば幸いです。


今月もPVの多い順に並べます。


2024-06-06 【学校選びDAY9】2025年度生徒募集要項を読む


何校ぐらい受けるのか具体的に考えてみました。
追加で何校かの説明会に申し込みました。



2024-06-08 4年生で苦手だった単元はスパイラルでどうなったか


4年生で苦手だったものは今も苦手。
それ即ち基礎が固まっていないということ。



2024-06-27 第一志望校は2度決まる


憧れ校は4年生からあるとしても
実務的には6年生の1学期と11月に決めます。



2024-06-25 受験の天王山で何をするか


受験の天王山と言われる夏。
具体的に何をするか調べました。



2024-06-02 4年/5年/6年。解き直しノートまとめ


中学受験を通して有用だと思った解き直しノート。
それについて書いた記事をまとめました。


今月はこれでおしまい。
7月もまたよろしくお願いします。
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中学受験の物語文におけるサリー&アン課題


こんばんは。

今日は国語の物語文の話です。



読書家のワナ


半年前に書いた、
6年生での読書をどうするかという記事↓

2024/1/21 次は国語
この中で、

「読んだことのある本が出題されると
初見に比べて速く読めるというメリットが
ある」

けれども

「結末を知っているからこそ間違える
という懸念もある」

ことをゼタ(是太郎。息子)に伝えると

「読んだことある話が出たら気をつけるよ」

と言っていました。


先日、満を持して
読んだことがある物語から出題され
ゼタは見事に

問題文の範囲を超えた回答をした。
記述なんだけど。

おーい、気をつける話どこいった。

その問題は例えば、両親がケンカをしていて
その時の主人公の気持ちを問うような問題。
この場面では主人公はケンカの理由を知りません。

なのにゼタは回答中にケンカの理由を書いたんだよね。
ほんの数文字の、特に必要のない要素です。

それを採点者ゆすらのアンテナがとらえ、
問題文のどこに書いてあったか聞くと
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「知ってるから書いた!」
って元気よく答えてくれました。
その幼さよ…


ケンカの理由としては合っているし、
のちに主人公も知ることになる。

それ以外の要素を全部押さえていたので
部分点を積み上げると満点なんだけど、
これ減点される…よね?

塾に聞いたらわかると思いますが
いま答えを持っていなくてすみません。

ゼタには気をつけるように諭すのみ。



サリー&アン課題


社会的認知能力を測定するための検査に
「サリーとアン課題」というのがあります。

有名なのでご説明は不要かもしれませんが
どのようなものかwikipediaから引用しますと

- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -
サリーはビー玉を取って自分のかごに隠しました。
その後、彼女は部屋を「離れて」散歩に出かけました。
彼女がいない間に、アンはサリーのかごからビー玉を取り出し、自分の箱に入れました。

この後、サリーが再び登場し、
子どもに重要な信念質問(the Belief Question)がされる。
「サリーはどこでビー玉を探すでしょう?」
- - - - - - - - - - - - - - - - - - - - -

というものです。

答えは「サリーのかご」なんですけど
自閉症児の多くは
「アンの箱」と答えるそうです。

サリーの視点に立てるかどうかを知る検査。


これ、さっきのゼタの回答に似てる。

論説文よりも物語文が難しいね。

物語文では
文中の言葉を繋いで整えて回答にするという
論説文の常套手段が使えないことが多い。

物語文の記述について手持ちの攻略本をいくつか読むと

写真左下の書籍『文章読解の鉄則』が
一番欲しい答えをくれました。

240629_1




知ってるから書いた


これが社会だとどうかしら。

これもゼタの記述の回答例なのですが
公民の記述で
「●年と▲年を比較すると◯◯が2割伸びているからxxである」
と回答。

このデータは問題文にありません。
たまたまゼタが直前に読んだものの中にあったみたい。

これも採点が難しかったわ。
まずこのデータどこから出てきた?!
と答案用紙へツッコミ。
からの、調べたらデータも正しい。

知っていることを書いたらダメなのかしら?
数字があることで説得力が増していたわよ。

これは先ほどの物語文の例とは違うよね。
書いたことが間違っていなければいいような。


おしまい。
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第一志望校は2度決まる


今日は第一志望校を決める時期の話です。


急に来た感


第一志望校を決めること。


4年生の時には
「まだまだ早い」という感じ。
まだ成績順位が入れ替わる人も多いため。

憧れ校を持つことは良いことだね
でも今は視野を広く持ってね


と、塾や中受の先輩方が
やんわり釘を刺してくれる。


5年生の時には
「絞り込むにはまだ早い」

集団の中での成績は固まりつつある。
けれども
まだ憧れ校を諦める必要は全くない
第一志望校「群」を作るといいね


と、塾や中受の先輩方が
優しく転ばぬ先の杖を与えてくれた。


ゆすらは真面目な保護者なので
有識者や経験者のアドバイスに沿った
心構えでいるようにしました。

大事なのは学力だし。

でもここに来て

「第一志望校を月曜までに提出のこと」
みたいな急展開を感じます。

受験の天王山を迎えるからです。
それをもとに塾で個別面談が行われます。

第一志望校群の中で順位をつける。
優柔不断な心が追いつかないわ…。



1回目は6年生の1学期


そういうわけでゼタ(是太郎。息子)の
第一志望校を決める1回目のタイミングは
6年生の1学期でした。

天王山と呼ばれるくらい大事な夏。

夏期講習の内容は今までの総復習で
特定の学校に絞ったものではないけれど

どう考えても、本人も塾も、
第一志望校を見据えて取り組んだ方がいいわよね。

え、じゃあ
第一志望校として夏を走った学校と
第二志望校以下に書いた学校では
この夏で合格可能性に差がついてしまうの?

きっと今の段階では偏差値の高い方を
第一志望にすることが多いんだろうな。

そこを目指していたら第二志望以下も
カバーできるというような。

もし志望校群の中で
出題の方向性が大きく異なる学校があれば
塾の先生も教えて下さるでしょう。



2回目は11月


「中学受験 第一志望 決める いつ」
で検索してこちらの記事を読みました。

中学受験情報局『かしこい塾の使い方』
2024/1/31  中学受験志望校の決め方徹底解説



次は出願が始まる前の11月ですって。

これはもう最終決定のタイミングね。
夏に頑張った結果を、
秋の公開模試などで評価して決めるのかな。

中学受験情報局は第一志望校決定の時期に
関するアンケートも実施しているのですが
元のサイトが探せずリセマムから孫引きさせてもらいます。

リセマム 2020/12/16【中学受験】第一志望の決定時期、最多は「4年生」3割


4年生が30%で最多なんだよね。

ということは、
30%の人が4年生の時に憧れた学校に出願したということ。

3,4,5年生合計で7割くらいを占めている。
憧れ校が志望校になることが子ども達の
心の支えになっていることが窺えます。



実際の日程を組んでみる


しようと思えば4年生でもできますが
現実味が湧かないので

この局面になってやっと
母は受験のシミュレーションをしました。

結果で分岐するこういう図です。
240627_1


これ、場合の数。

漏れなく正確に数え上げる。
いつもはゼタに言っていることです。

中受の先輩方がブログに書かれていたけど
このシミュレーション、胃が痛くなるね!

樹形図を完成させるには
全ルートを描かなければいけませんが
それは全落ちを含むから。

図の右下に行くほど長く、つらい気持ちに。

併願校がどんどん保守的になる…
受験校が増える…

不安のせいで判断が歪むけど
とりあえず受験結果の数がわかりました。

…何としても第一志望校群に受かろうと
日程を組むから
結果の数は第一志望校群が多くなるよね。

全落ちは当然1パターンしか用意してない。

結果の数の多さは実現可能性とは異なるので
これに確率をかけてみましょう。

入手可能な直近の判定結果を使って
各ルートの確率をかけていきます。

どれどれ…

うん!
あんまり意味がなかったこの計算。

第一志望の合格可能性を80%以上にしておくことに勝る戦略はない。

残りの20%のリスクを併願戦略で小さくする際に
第一志望校の邪魔をしないように
という頭の体操にはなりました。

受験校が多く、受験期間が長くなるほど疲れる
という変数を入れてもいいけど
さすがに見ればわかる。
図の右下が長いもの。
受験校多すぎ。

でも、
各ルートに合格可能性の高い学校を入れたり
特に全落ちのルートの受験校を増やすことで
全落ちの可能性がゼロに近づきました。

二月の勝者の理衣沙ちゃんが頭をよぎった。

ゆすらが作った樹形図での
ゼタの全落ちの可能性は0.003%です。
体調不良とかの可能性は、入れてない。

ゼタは第一志望校への合格を目指し
ゆすらには全落ち回避のミッションがある。

11月まであと4ヶ月。
この2つの目的にかなう樹形図は
最終的にどんな形になるかな。
母は不安を克服できるのかな。

受験校増えてたりして。


おしまい。
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時事問題が気になる6年生の母①素数ゼミ


こんにちは。

ゼタ(是太郎。息子)が6年生になり
教育ママのアンテナが勝手に
時事ネタをキャッチしてしまうの…

今日は素数ゼミの記事です。
 ↓ 
!ご注意下さい!記事Topにセミの写真あり
2024/6/26 日経電子版
「米で『素数ゼミ』来た
221年ぶり、命運握る数字は4」



ニュースの全てを追うことは出来ないし
ニッチなニュースを題材とした問題が出るとしたら、そのニュースを知らなくても背景にある原理や既存の知識の組み合わせで解けるはず。

でもつい算数×理科など学際的なテーマに
飛びついてしまう教育ママの習性よ。

中学受験の問題は夏に作成されることが多いと聞きましたので
秋以降は徐々に落ち着く症状だと思います。

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おしまい。
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受験の天王山で何をするか


ブログのタイトル直下に出る広告を消していたのに、先週からまた出るようになりました(スマホ版)。

それが嫌でブログから足が遠のきましたが
今のところ以前のようなエロゲー広告は出ていないので気を取り直して書きます。

読んで下さる皆様にもご不快な広告が出ていないことを切に願います。


さて。

夏は受験の天王山と言われます。

天王山は京都にある標高270m程の山で
山崎の合戦(1582)の舞台です。

勝敗を分ける局面、という意味で
使われています。


どうして6年夏が天王山なのかしら?

→ 勉強時間を長く取れる


そう、だから夏は勉強しやすいよね。

→ 同じ考えで皆が頑張る

そう、追い越すためではなく
置いていかれないための天王山。

→ 頑張る以外の選択肢はない

天王山は勝ちが決まるのではなく
負けが決まるという意味だったの⁈

→ 怖

皆で頑張った天王山の後は
それぞれに過去問が始まるから

→ これ以降、本番まで走り続ける

きついわね。
でも、あっという間だと思う。

遅れを取り戻したり差をつけたいなら
天王山より前の取り組みが大切なのでは。

今までのことは仕方がないとしても
まさに今よ。



天王山で何をするか


先に天王山で何をするかを知りましょう。

手持ちの書籍やネットの情報から
以下のようなキーワードを抽出しました。
・総復習
・基礎固め
・弱点補強
・理社は一度仕上げる

これら一つ一つについて
どういうことかな…と考えていくと
重複部分があるように思います。

重複というか、もしかして
これらは同じことを言っているのではないかしら。



基礎固めとは


基礎が出来ていないと
後で伸び悩む原因になります。

基礎とは何でしょうか。

こちらは2010年のベネッセの記事ですが
森上展安さんが各教科における基礎の例を示して下さっています。


- - - - - - - - - -
算数:文章題の考え方や図形の公式の理解。

国語:漢字やことわざの暗記、読書。
ここまではわかる。
でも最後の項目(問題文の主旨を捉える)が
我が子にとってはあまりに重い!

理社:重要事項の暗記。
- - - - - - - - - -

この記事の中でハッとしたのは
「受験問題では、基礎が問われることは少ない」というところです。

そうなのよ。

そこが落とし穴だと思いました。
基礎の重要性を軽んじてしまう。

実践問題には出てこないから
基礎が抜けていることに気づかないかもしれない。

でも基礎がないと解けない入試問題がある。

↓この時の重たい気持ちの正体ね。

2024/6/17
4年生の時に苦手を積み残した理科の現状




天王山の前にすること


話を戻して今すべきことを考えましょう。

天王山の前にすることを調べていたら
以下の記事に目を引く表現が。

日経の会員限定記事
2023/7/11 「中学受験『天王山』の夏休み」


「学習のOS」を「アップグレード」する
というものです。

学習のステップを親子で確認しながら
「どのように学ぶか」を意識づけるということみたい。メタ学習のことか。

目標設定、宿題の計画、授業ノートの取り方、弱点補強、気力・体力の残し方 etc.
について、
ゼタ(是太郎。息子)と話し合うこと。

重要性はわかるけど、ゆすらこれ苦手。
ゼタと話してもしないから。
これについて考えるだけで疲れるわ。

でも…先に挙げたベネッセの記事にも
「子どもが基礎の重要性を理解すること」
って同じようなことが書いてある。

中学受験で
上手くいく方法は確立されていて
あとはその通りにできるかどうかだけ。

ゼタとゆすらの天王山はここなんだろうな。


おしまい。
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ゆすら

夫婦とゼタ(是太郎。息子)の3人で暮らしています。良い食材と旅行が好き。健やかで美味しい毎日を模索中

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