こんばんは。 本日より3回にわたり ゼタ(是太郎。息子)の弱点発見について 書きたいと思います。

初回は算数です。


もぐらたたきマップ

苦手な単元は何となくわかるけれど
数字を根拠に弱点マップを作りたいです。


全単元をマトリクス状にして
弱点を可視化したらどうかしら。

(イメージ図)こんな感じで。
231009_1

正答率の高い問題を間違えるほど
「1-4-1」の単元のように
セルの色が濃くなる(穴が深く見える)ような。


この穴からはね…
悪い点数が出てくるのよ。

目立つ穴を都度たたく
「もぐらたたき式」マップ。


でもこのマップでは
以下の4つの変数のうち
3つまでしか表現できない!

・総出題数
・正答数
・誤答数
・各問題の正答率

一つ目の「総出題数」を表せないのよ。

「総出題数」はその単元の頻出度を表すし
どれだけの量を解いた上での穴か
というのは重要な情報だわ。


頭がこんがらがってきたので
夫に相談します。

夫:「こういうのは散布図だねぇ」

というわけで4変数を扱える
バブルチャートを作ることに。




バブルチャート


(イメージ図)こんな感じで。
231009_4



対象データは
・今まで受けた全テストの算数の全問題

中学受験の母集団全体が
全単元を学ぶ段階ととらえ
自塾も他塾も一律に扱います。

6年生での過去問や学校別模試は
母集団と頻出単元の違いから
別マップにしましょう。


対象データの以下の項目を
スプレッドシートに入力していきます。
・設問の単元
・ゼタの正誤
・設問の正答率

ついに全設問の正答率を使う時が来た!


誰がするのか

その果てしない入力作業。

誰がするのかしら?

ゆすら。

結果が見たいのはゆすらだから
仕方がないわ。

でもとても肩がこるでしょうから
マッサージに行かないと無理!

夫:「もうすぐボーナスだからそれで」

ゼタは肩たたき券くれた💕


さて。やるか…

最大にして唯一の難所は
設問ごとの単元を見極めることです。

ほとんどのテストは
テスト結果に単元名を振っていてくれるから
転記しやすいわ。

大括りな時は問題や解答を確認するけれど
特殊算はゆすらが問題を見たところで
単元がわからないのよ。

ゼタが正解していれば適当に単元IDを振る。
だいたい和差算w



試作品

できました。
231009_3


・1バブル=1単元
・Y軸:正答数−誤答数
・X軸:総問題数

モザイクかけてごめんなさい。
ゼタのデータを使用しています。

バブルの色に意味はないの。
バブルの大きさには意味があります。

・正答率の低い問題を正解すると大きくなる
・正答率の高い問題を間違えると小さくなる

弱点発見マップなのに
得意は大きく、弱点は小さくなる。
逆じゃないかと思うけれど。


履修前の単元はY軸X軸ともに0の位置で
待機しています。
テストでの出題が増えると右へ、
正答数(Net)が増えると上へ移動します。

大問1で定番の計算問題は
頻出すぎてはるか右上に振り切れて
表示されていないわ。


4つの象限を分かつ青い十字は
データ更新のたび位置が変わるので

左下から出発した各バブルは
右上(得意)の象限を目指しますが
青い十字も右上に移動するから
目標は逃げ水のように…

ずっと勉強できるね💕


ゼタのマップを見ると

右下(弱点)の象限にはバブルがないわ。
今のところ目立つ穴はないみたい。


基本は頻度高く出題された単元を
練習でも多く行うことでいいと思いますが

左端に留まる単元は
ニッチである可能性が高く

そこを練習しすぎると
学習にノイズが入り込んで
また過学習の問題が発生しそうな
気配を感じます。

特別に手を打つのは右下だけで良さそう。



デメリットも考える

試作品をゼタに見せたら
可視化されたのがよかったらしく

ゼタ:「この単元は次のテストで『得意』のところに来ると思う」

などと抱負を述べていました。


このマップを使うと
単元を意識せざるを得ないので
夫が以前言ったことが気になります。


夫:「問題を解くとき、

◯◯算と認識するのではなく

一つの問題として向き合ってほしい」

 


かたや塾の解説冊子を読むと
「◯◯算と気が付くかどうかがポイントだ」
など書いてある。


塾は中学受験の話をしていて
夫はその先の話をしているのでしょうね。

短期的に効果があるものは
その有効期限内で思いきり使いましょう。



中学受験DX

ゼタのテストデータは
我が身を削って入力しました。

(再掲)ゆすらのスタンド
230308_1



でもこれ塾は持っているデータだわ。
くれたらいいのに。

csvで。
ゆすらの肩こりを返して。


塾はこれ以外にも色々持っているよね。

内部では分析しているでしょうけれど
個人向けにすれば中学受験DXだわ。


6年生になったら
一人一人にカスタマイズして
分析してくれる塾もあるのかな?

四谷大塚はその発想を導入済み。
(出典) 2023/6/26日経産業新聞(会員限定記事,アクセス日: 2023/10/9)

継続データが分析・提供されるとなると
塾へのロイヤリティも上がるのにな。


みんなに提供すると意味がないのかな。
一部の生徒に提供してこそ差が出るとか。

怖いこと言っちゃった。


つづく。
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(ご参考)
単元リストは解き直しノートを作る時に
作成しました⬇︎

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