こんにちは。

今日は過去に何度も話題にした
算数で式を書かない息子の話です。


中受の言説


ゆすらは中受の言説を信じています。

それらは
実際に子ども達と膨大な時間を過ごした
保護者の方々や塾の先生方による
統計だと思うから。


その一つに、
式を書かない子は6年後期に失速する
というものがあります。

なんて恐ろしい予言なの。

ゼタ(是太郎。息子)は式を書かない。

4年生じゃないわよ。
もうすぐ息子は6年生です。



式を書かない男子


もちろん本人にも幾度となく伝えています。

「先生が言っているから」では伝わらない。

式を書く必要性をまず母が納得しないとね。

ゆすらが調べたところによると

「受験が近づくにつれ
頭の中だけで解こうとすると
ミスしたり解けなかったりするような
複雑な問題も登場するので
過程を残しながら慎重に解く必要がある。

その時になって過程を書こうとしても
書く練習をしていなければ書けない。」


かなり納得した。

その上でまだ変わらないゼタを観察します。
何か理由があるはず。

4年生の時は「困っていないから」でした。

(ご参考)式を書かない男(小4、12月)


算数が出来る子に多いとか
5年生で難しくなると書くようになるとか

式を書かない男子の生態解説を見て
4年生の頃は静観しました。

5年生になっても変わらなかったので
5年生の夏以降は言い続けました。

ゆすらがあまりに言うから苦手意識が
できてしまったという反省もある。

でも言わなければ書かない。
塾で言われても書かない。

こういう習慣的なものは
家庭で何とかするしかありません。

そしてもう6年生よ(悲鳴)。


式を書かないのではなく、
書けないのではと不安にもなりました。

書く時もあるので単に書くのが面倒みたい。

算数でゼタはまだ困っていません。
早急に困ってほしい。

怖いのは、
6年後期にいきなり困る事態になり
その時に練習を始めても
もう間に合わないのではということです。

6年後期に失速するってそういうことよね?

練習開始が遅れていることに
まだ気づかないゼタ。

母は気づいている。だから言ってしまう。
これも転ばぬ先の杖なの?



ミスをする理由


ゼタを思い通りに動かすことはできないので
気分を替えて
ミスをする理由を分解してみたいと思います。

ミスは処理能力の限界で起こるけれど
処理しきれない理由は…

① 試験時間の不足
② 能力(考える力/知識/スキル)不足
③ ①と②の複合

ゼタは①では困っていない。

思考の速さに書く手が物理的に追いつかない
とミスをするという話もあるわ。
上の②の「スキル不足」に当たる。

式を書く練習はまさにこの問題に
対応するものです。


考えるスピードに書くスピードを
いかに近づけるか。

式を書く練習以外で何とかできないかしら。

1年前に課題として挙げた、
字を小さく、筆圧弱く、速く書く練習は
結局できませんでした。

(ご参考)1年前の抱負

ゆすらが熱心に言わなかったこともあり。
やることが多すぎて優先順位が低かった…

でもこれ
式を書くことと表裏一体な気がする。
自分で式を速く書きたいと思うと
自然と字は小さくなるのでは。


ゼタは相変わらず
字を筆圧高く大きく丁寧に書いていますが…

そんな字で全て埋まった回答用紙を見ると
それはそれで視覚的に清々しい。

採点をしてくださる方に
熱意だけは
伝わるのではないかな。



せめてもの時短


他にできることはないの?
考える速さに、書く速さを近づける工夫。


ゼタの宿題の丸つけをしていると
アルファベットの「k」の小文字を
印刷された活字の通りに
三画で書いていることに気づきます。

ゆすら:「二画で書けるわよ(実演)」

ゼタ:「わかった!」

三画目を書く前に、
一瞬鉛筆を紙から離す間を節約

240313_1

使えるのはkm,kgくらいだけれど
考える速さに書く速さを近づけた。

小さい。


おしまい。
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