ゼタ(是太郎。息子)が
何かを懸命に訴えてきます。
ゆすら:「地図帳?史料集じゃなくて?」
ゼタ:「地図帳泣ける」
ゆすら:「特別な地図帳なの?」
ゼタ:「地図帳泣ける」
ふざけてるのかしら。
でもゼタは真剣です。
「泣ける」ということを共有したい
のだと伝わってきます。
あ。
わかった。
辻調、読み終えたのね?
辻調鮨科
ゼタの読書管理を再開するにあたり
ふさわしい一冊を渡してたの。
2022年の入試でも出題されたという
土田康彦『辻調鮨科』祥伝社、2021年
です。
「つじちょう」よ。
「ちずちょう」じゃないわよ。
気持ち似てるけど。
ゼタ:「僕ちゃんとそう言ったよ」
じゃあ辻調って言ってみて。
ゼタ:「地図帳」
毎日音読しなさいよー。
料理の東大
ゼタ:「僕、辻調に行きたい。日本料理科」
言うと思ったわ。
でもとってもいいと思う!
産油国のホテルで
お客様と対面で鮨を握れるようになれば
年収はかなり高いわよ。
和食は世界中で需要があるわよ〜。
そして厳しい世界です。
良い食材を扱いたければ
高い価格を払える経済力のある人に
お客様になっていただかなくては。
お金持ちに価値を認めてもらうには
技術、知識、頭の良さ、気遣いや人格
経験も体力もとにかく色々必要なのよ。
そう、総力戦。
全ゼタを磨いて臨むことになるわ。
いいねいいね〜。
大学も行ってね。
おしまい。
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