秋に受けた複数塾の模試のまとめをします。
ゆすらはゼタの塾名を公開していないので
他塾模試ではなく 複数塾模試と言うべきだわ。 今更だけれど。
目的
今を遡ること9ヶ月前。ゼタ(是太郎。息子)が気づきます。 塾のテストの練習と本番では 条件を揃えて行っても 練習の方が点数がいいことに。 特に算数で。 これは偏差値(他人比)ではなく
練習と本番の点数(本人比)の話です。
おそらく本番では初見の問題が
練習より多く含まれていて
そこで差が生じるのではないかと思います。
これを解決する方法の一つは
演習量を増やすことよね。
理科と社会はまさにそれが正解。
でも算数の演習量は多かったわ。
この時の我が家は
ゼタが自塾の教材に過剰適合し
未知の問題への対応力が下がっている
過学習の状態ではという仮説を立てて
未知の問題に触れる機会を 増やそうとしました。
マシンか。
…過学習は機械学習に使う言葉だから
人に対して使うのは適切ではないかも。
アイディアは学問領域を超えて
援用してみるのが好きです💕
とにかく。
もしかしたら教材だけでなく
自塾のテストに関してもそうかもと
自塾とは違う「何か」を求めて
様々な条件での試験を経験すべく
複数塾の模試をそれぞれ春と秋に 受験させてみました。
目的は果たされたのかしら?
結論
検証できないわ。おしま…i
それを数字で検証するにはね、
ゼタのぐちゃぐちゃのプリントの中から
半年分の練習用のテストを発掘して
実際のテスト結果と突合するという
一見簡単そうだけれど
ちょっと難しい作業が必要なの。
その代わりに
算数の偏差値推移のグラフを描きました。
いつも通り
Y軸の最小値が0ではないグラフをどうぞ。
緩やかに上昇トレンドでありつつ
5年生の4月くらいから
ボラティリティが小さくなっている
(ように見える。計算はしてない)。
ふむ。
因果関係が不明なので乱暴だけれど
一旦
自塾以外の教材使用も含めて
一定の効果があったということに
しておきましょう。
他塾模試で春より秋の偏差値が高いのは
慣れという面もあったでしょう。
未知のものに触れさせるという面では
初回は有効だけれど
2回目以降は慣れるし習ったしで
効果は逓減するわね。
結論は
ある程度までは慣れることにより上がり
その後は
慣れと未知の問題への対応力は反比例する
っていう、
野村総研さんの過学習に関する用語集
丸パクリの結論でどうかしら。
NRI 用語解説 過学習(アクセス日:2023/9/25)
対処法
上述のNRIのサイトにある
対処方法とグラフが興味深いわ〜。
この考え方を
ゼタに援用して端的に言い換えると
テストでのパフォーマンスが落ちたら
練習をやめるのですって。
ゼタの理科と社会には当てはまらないわよ。
テストでのパフォーマンスが悪いのは
圧倒的な練習不足だから練習あるのみ。
算数に話を戻して
塾独自の教材は、過去問演習を始めたら
やめる時がくるから別にいいわ。
塾に進学するのではないから
塾での結果を最大化しても仕方ない。
でも、
未知の問題への対応力を低下させないために
過去問演習を途中でやめるという発想
あくまで過学習は機械学習の話なのですが。
他流試合で得たもの
受験者少ないし全範囲終わってないし
立ち位置確認には使えない
と言われる、5年の他塾の公開模試。
それでも気づいたことが2つあります。
①相性というものはある
志望校の入試問題は学校からのメッセージ
であるとか
学校によって入試問題の合う合わないはある
など聞くわね。
できるお子様はどこの塾の模試でもできるのでしょうけれど、そうでない場合は
相性、あると思う。
同一人物(ゼタ)が同時期に受けた試験で
日能研とSAPIXの偏差値(4科)の差:1ポイント未満
ほぼ同じ。
四谷大塚は男子だけとはいえ
そこから10ポイント程度低いわよ。
日能研では各教科の偏差値の並びから
ゼタの実力を十分反映していたと思うわ。
サピオでは 理科で一夜漬けしたヤマが当たり
実力からだいぶ乖離したし
元々ゼタはSAPIXの問題と相性が良く
結果が上振れている気がする。
四谷大塚では実力を出せたと思うけれど
相性が悪い気がする。
6年生になって合不合とSOの
どちらを参考にするかというときに
ゼタの場合、違う結果が出て困りそう。
②目線を変える必要があること
気づいたことの二つ目は
目線の切り替えです。
厳しめに結果を見ておこうという発想で
今まで全体の順位を見ていました。
四谷大塚志望校判定テストでは
男子の中での偏差値が出ました。
全体より低くなる。
男子校志望なのだからこれからは
男子の偏差値を見たいわ。
順位しか見られないことが多いけれど。
首都圏の中学受験の母集団はざっくり6万人
・国私立5万人+公立1万人として
・ゼタが参加するのは前者の5万人
・そこでの男女比は半々で
・ゼタが男子校を志望すると
・本番の母集団は25,000人
日能研:4,841人
SAPIX:3,437人
四谷大塚:3,686人
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11,964人(Gross)、4,841人(Net)
のべ人数で母集団の約半分、
最も少なく見積もって約2割の男子と
競争したことになるのね。
…学校別テストで分母が減った時は 苦しいだろうな、と今から思ってしまった。